「風呂キャンセル界隈(かいわい)」という言葉がX(旧Twitter)で一時トレンド入りしました。
その後、このワードが物議をかもしているようで様々なニュースにも発展しています。
そこで今回は、その発端や経緯、それぞれの主張などについてまとめてみます。
「風呂キャンセル界隈」
きっかけになったのは4月28日のX(旧Twitter)へのとある投稿です。
ここから瞬く間にバズりワードが生まれ、社会問題へと発展していきました…。
お風呂革命
以下、Twitterから元ネタ引用。
「お風呂に入るのが嫌すぎ」として、入浴しなくても使えるドライシャンプーを紹介。有名メーカー品でごく普通に店頭にも並ぶ商品です。
この方は特に有名人というわけではなく、フォロワー数も1004名(2024年5月5日現在)とちょっと多い?くらい。
しかし、あっという間に3万以上の「いいね」が付き、引用する形で「風呂キャンセル界隈」というワードが登場しました。
共感の声がある一方で…
入浴を面倒に感じる人は少なく無いようで、入浴を避けられるグッズや工夫について多くのコメントが付き盛り上がりを見せます。
しかし、「不潔以外の何物でもない」「くさすぎて迷惑」などの批判的なコメントも付くように。
新たなワードの誕生
最初のツイートから2日後の4月30日頃より「うつ病風呂キャンセル界隈」という、新たなワードが同時に引用されるようになってきました。
「うつ病風呂キャンセル界隈」
先程のバズりワードの頭に「うつ病」という単語が加えられたこの単語。一体どのような経緯と意図があったのでしょうか。
やむを得ない事情もある
単に「お風呂が嫌い」「面倒くさい」ということではなく、うつ病などやむを得ない事情で入浴できない人も多数存在している。
当事者からは「入りたくても、入れないのに」との困惑の声が上り、理解を求めるツイートが目立つように。
ユーザー達も
- 単に入浴が嫌いな人たち
- うつ病などの事情があって入浴できない人たち
を混同していたと気がついたことで、新たなワードが生まれたようです。
実はあるある?
「お風呂に入るのはしんどい」は実はメンタルヘルスではよくあること、あるあるなんだそうです。
「お風呂めんどくさい」はうつの前兆か|入浴とうつの関係を徹底解説
https://sanyokai-clinic.com/kokoro/4329/
調べてみると、各医療機関などがうつ病などの精神疾患と入浴の関係について言及していることが分かりました。
入浴へのハードル
入浴をするという行為は一般的に行われており、日常の一部のため意識していないだけで、実はとんでもなく多くの行程が必要です…!
一連の行程を書き出してみよう!
- 風呂場まで移動する
- 風呂を掃除してお湯を張る
- タオルや着替えを準備する
- 服を脱ぐ
- 髪を洗う
- 身体を洗う
- 湯船につかり身体をあたためる
- 風呂場から出る
- 身体や髪の毛をタオルで拭く
- 服を着る
- 髪の毛をドライヤーで乾かす
※あくまでも管理人の「普通」。異論は認める。
うーん…改めて文字に起こすと、とても面倒くさい。毎日やってはいるけど、行程が多いと感じます。
心身に不調を抱えた状態でのこれ、はなかなかにハード。風邪などのときは入浴が非常に大変な作業に感じがちですもんね。
まとめ
今回の「風呂キャンセル界隈」というバズりワード、なかなかに考えさせられました。
- 単に面倒くさくて入りたく無い人
- 事情があって入るのが困難な人
を一括りにしてしまうのは、少しばかり乱暴な意見かもしれません。
様々な背景を思いやれる、みんながそんな人になれればきっと社会はもっと優しくなるのではないでしょうか。
ツイ主は…
その後のツイ主のリールを見ていると、こんなツイートが。
なんと、この方「絶賛つわり中の妊婦さん」だったようです!
悪阻(つわり)…私も本当に辛くて辛くて、人生の生き地獄でした。お風呂なんて入れないよね、わかる。無理。生きてるので精一杯よ。
急にここで謎に強く共感する管理人…。そういえば私も1人目妊婦のときは「風呂キャンセル界隈」の人間でした。
見ず知らずの方ですが、何とか悪阻に耐えて、元気な赤ちゃんに会えますように!陰ながら応援しています。
それでは、今回の記事はここまでという事で。
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